先日、父の病院に付き添った時、普段一緒に生活していないので
会った瞬間いつもと違うと感じました。
ぼーっとしていて話しかけても、
質問しても全く頭の中がまとまらない感じで
どうだったの?と聞いても答えがなかなか出てこないし、
先生に質問されても、看護婦さんに質問されていても
きちんと話せない、答えることが出来ない事がありました。
その時、父が認知症になったのかと、すごく心配しましたが、
検査の結果、低ナトリウム症が原因で入院になりました。
でも客観的にみて普段と違う父でも
本人の意思というか感じる所があるので言い方を間違えると
怒りだすという状況で対応が難しいなと思いました。
今はその症状は回復し、また年齢相応の反応で安心しましたが、
いつそんな症状がでるかなど、分からないので
余裕のあるときに心の準備しておいたほうがいいかと思いました。
具合悪くて話がうまく通じない、診察カードが探せないなどの患者様に
遭遇するかもしれません。
そして患者様にやさしく接したいと思っても、
今のままだと、実際どうしたらいいのか迷うと思います。
病院には、体調が悪くていらしている方が多く、
しかもその方が具合悪くてうまく伝えることができないならば、
その方の対応の仕方を知らないといけないのではないかと思いました。
ニュースで、65歳以上の認知症は7人に1人程度が認知症有病者ということ。
今から20年後の平成47年には3人に1人が高齢者であるという事を考えると
とてもこの先大変なことだと思いました。
以前、テレビ番組の中で
ショッピングモールで認知症の方が
『誰に何を送ったのか思い出せない・・・』と困っていた所
対応の仕方を学んでいたスタッフがお客さまと同じ目線にして
認知症の方にゆっくり対応したことにより
落ちついて思い出し贈り物を送る事ができたという話をしてました。
対応として、相手の自尊心を傷つけないこと。
同じことを繰り返し言っても、うなずいて間違って言ってると否定しない。
声をかけるときに相手を怖がらせないように
相手の視野に入った所でゆっくり、はっきり話す。
複数で囲んだり、後ろから声をかけると恐怖心が出てしまうので気をつける。
難聴を合併している事も多いので、
ジェスチャーを使ってのコミュニケーションも大事である。
つまり次の3点に気をつけるようです。
<認知症の方と関わる時に気をつける3つ>
1.驚かせない
2.急がせない
3.自尊心を傷つけない
また、認知症について正しく理解し、サポーターという形で認知症の方との
関わり方を学ぶ研修を受ける方が増えているということもやってました。
<認知症サポーター>
1.認知症に対して正しく理解し、偏見を持たない。
2.認知症の人や家族に対して温かい目で見守る。
3.近所の認知症の人や家族に対して、
自分なりにできる簡単なことから実践する。
4.地域でできることを探し、相互扶助・
協力・連携のネットワークをつくる。
5.まちづくりを担う地域のリーダーとして活躍する。
これらの知識は医療関係者の中でも学ばれているということでした。
実際、よく行く病院の方はとてもやさしい方が多いので私もそれを見習うべき
だな思いました。
この知識はとても大切だと思いました。
posted by おにはうち at 23:14
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8 医療系に興味をもって思う事
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