先日、夕方のニュースで放送されていたのだが、
オリンピックに向けてのオリンピック病院が始動し出したということだった。
2020年東京五輪・パラリンピックまであと4年。
選手や大会関係者の受け入れ先となるオリンピック病院では、
外国人患者向けの医療サービスが加速しているそうだ。
東京都では、
先月からタブレット端末を使った問診システムを
施行し始めたそうだ。*
また、スタッフの語学研修や院内表示の多言語化も
進めているそうである。
「おもてなしの心で外国人の方を迎えるには・・・」と
オリンピックに向けての課題に向かっていろいろ研究されているとのこと。
例えば、
・英語圏以外の人にどう対応するのか?(医療人ならば英会話を習得)
・病気の方の病状や怪我の説明をお互いどのように理解しあうのか?
・病院食で宗教によって食事が制限されている方向けに、
専用の調理道具と食事メニューを取り入れ始める
などのようだ。
オリンピックまでに改善され
オリンピックの時の100%のおもてなしだと思うので
早いうちからの取り組みが必要だと思う。
また、現場で対応する医療人にとって、
外国人に向けての医療サービス開発が
のちの高齢者社会の人たちの対応にも役立つのではないか・・・
ということだった。
医療事務で病院の顔として表側に立つ立場として、
これからも医療のみならず、いろいろな知識が必要になるのではないかと
感じました。
<タブレット端末に関する記事を見つけたので参考に載せておきます>
「What is wrong with you?(どうしましたか)」
「How long have you had problems?(いつ頃からですか)」
都立広尾病院(渋谷区)が試行したタブレット端末による
「外国人向け問診システム」。画面に英語の質問が表示され、
患者は回答を指でタッチして選ぶ。痛い所や具合が悪い場所は、
表示された人体の絵に触れて指し示す。10回程度のやり取り後、
端末をプリンターにかざすと、日本語訳付きの問診票が印刷される仕組みだ。
同病院は、外国人患者の割合が都立8病院の中で最も高く、
一昨年1〜2月の調査では約3%を占め、
年間にすると推計約1400人が来院する。
従来は、患者に問診票を手書きしてもらい、
語学力のある医師や看護師らが対応してきたが、
字が読み取りにくく、正確に症状が把握できないこともあった。
同病院の山本康仁医師は「新システムで、素早く、
確実に患者と意思疎通ができるようにしたい」と語る。
将来的には、中国語や韓国語など他言語の対応も検討する。
■語学リーダー
「オリンピック病院」のうち、都立の広尾、墨東(墨田区)、
多摩総合医療センター(府中市)の3病院では昨年度から、
看護師らを対象にした「語学リーダー養成コース」も開始。
年80時間、医療用の英会話を学ばせている。
病院内は英語や中国語など多言語表示も進める予定で、
都病院経営本部は「万全な医療体制もおもてなしの一つ。
外国人旅行者も増加しているので、早急に体制を整えたい」と説明する。
(2016年1月13日 読売新聞)から引用