先日、ニュースを見ていたら、
これからは、医療従事者も英語を使っての対応が必要であるという
具体的な今後の取り組みの話でした。
その内容は
看護師、薬剤師、通訳の方が、
日本人医師とイギリス人医師の指導を受けており、
・患者からどのように症状を聞き出すのかを
患者と医療従事者になりロールプレイングで場面ごとの練習
・患者から症状を聞いた時は、通訳する人の主観を交えるのではなく
言葉のままに通訳しなければならない(注意点)
など、現場にたたないと分からない事を体験していました。
『英語力と医療知識どちらも必要である』という内容でした。
<身近な生活の中でも感じる外国人の多さ>
春休みのことですが、家族で河口湖に行った際、観光客には本当に外人が多く、
日本人かな?と思ったら聞こえてくる言葉が違いました。
宿で、朝風呂に行ったら大きな話し声が聞こえると思ったらアジアの言葉・・・
なんだか一人外国に来た気分。緊張してしまいました。
「日本人が少ないですよね。」などと初めて会った方とお話をした時、
やっと日本人に会えた!とちょっとホッとしたのを覚えています。
脱衣場では、「おいてあるもので化粧水はどれ?」とか
「ドライヤーの使い方は?」と風呂場の施設に戸惑うアメリカ人に聞かれ
片言の英語と身振り手振りで伝えたりしてました。
夕食ではホテルの方の配慮なのか日本の子連れしか会いませんでしたが、
朝の朝食バイキングには海外の方がとても多かったのでびっくり。
半年前まではこのホテルにこんなに外国人はいなかったのに・・・と。
外国の方が多ければ、長旅で、また環境の変化とかで
やはり具合が悪くて病院にもいらっしゃる方も
増えるのではないかと思います。
今後オリンピックに向けて、多くの外国人が来るのが予想されますが、
すでに増加している外国人旅行客に対しては早急に対応が望まれるとこと思います。
英語圏以外の方もいらっしゃるとは思いますが、
共通語としての英語がまず必要・・・と感じずにはいられません。
<実際の医療現場で見た外国人対応>
先日も病院の精算窓口で、インド人の入院していた方の支払いで
会計担当の方が英語がわからなくて、奥から英語ができるスタッフが
出てくる場面に遭遇しました。
英語がわかるスタッフも話を一生懸命聞いているけど、
なかなか患者さまの言うことと病院のシステムの説明が
うまく伝わらず、とても大変そうな様子でした。
相手が日本の医療制度について
理解もないので、説明するのは本当に難しいですよね。
医療事務の窓口ならば、
・病院内の案内、
・タクシーの案内、
・不安に思っている方に声をかける、
・精算について
・病院の外のコンビニの行き方・・・
などなど
普通の会話に出てくるようなことも聞かれるかもしれません。
具合の悪い方、不安に思っている方に対しての対応なので、
的確に優しく英語で案内ができるようになるには、
常に勉強を必要とし、慣れるまでは難しいのではないかと思います。
その学ぶ方法については、
『☆9.3 医療現場で使える英語を学べる教材は・・・』にて説明したいと思います。